★KDDIエボルバ ITエンジニアのプロジェクトストーリーを公開!!★
エンジニアブログをご覧のみなさん、こんにちは!
このページでは、KDDIエボルバで活躍中の現役エンジニアに登場いただき、現在携わっているプロジェクトの概要や、自身の役割と「やりがい」、仕事上のさまざまなエピソードなどについてインタビュー形式で紹介しています。
ITエンジニアに興味がある方や転職を考えていらっしゃる方、これからITエンジニアを目指したい!という方の参考になれば嬉しく思います!
【Part1】システムエンジニア
山口 諒さん
”auアプリの開発で成長とやりがいを実感”
ー 現在携わっているプロジェクト概要を教えてください。
山口:2016年4月の電力自由化を受け、KDDIの電気小売り事業として始まったのが「auでんき」です。この「auでんき」のメリットや魅力、付加価値提供を目的として「auでんきアプリ」プロジェクトがスタートしました。
Scrum開発を採用しているこのプロジェクトでは、サービスイン後もイテレーションを回し続け、お客様のニーズに答えるために改良が繰り返され、現在は200万人を超える「auでんき」契約者に提供されています。
ー このプロジェクトでのご自身の役割は、どんなことでしょう?
山口:2017年度に入社した時はバックエンドのプログラマとしてプロジェクトに参加しました。約2年間Web API、Batchスクリプトの改修や新規機能追加の設計・実装を担当していましたね。
その後約半年間、AWSを利用したクラウドインフラの設計・構築などの経験を経て、現在ではスクラムマスター(Scrum開発におけるチームリーダー)としてチーム運営を行っています。
ー プロジェクトでの「やりがい」は、どんなところにありましたか?
山口:開発のスピードが速く、機能追加や既存機能の改善を常に行っており、そのたびに新たな技術やツールを取り入れています。このような環境にいるため、新たなことに挑戦ができ、エンジニアとしての成長を実感できることは大きなやりがいです。
また、多くのお客さまに利用されるアプリに携わっているので、アクセス数やSNSの反響など利用者のリアルな反応が見えるため「もっといいものにしたい!」と前向きに考えることができ、これもやりがいにつながっています。
ー プロジェクトを進めるうえで、苦労されたことがあれば教えてください。
山口:開発速度のスピードや新しいことに挑戦できることは確かに「やりがい」ではありますが、そのスピードについてくことは大変でした。
特に初めのうちは限られた期間の中で勉強し、新しい言語やフレームワーク、ツールなどを覚えていくために何度も試行錯誤を繰り返しましたね…時には遅い時間までエラーに悩まされることもありました。
ー プロジェクトを通じて、ご自身の「成長」や「価値観・考え方」などの変化はありましたか?
山口:技術面はもちろんですが、一番大きな成長を感じたるのは「チームでの仕事の仕方」です。もともとはあまりコミュニケーションは得意なほうではなく、黙々とモノづくりをしたい!という性格でした(笑)。
ですが、さまざまな年代・担当の方たちとチームとして働くことで、ビジネスの上でのコミュニケーションの大切さ・難しさを感じました。以来、自分なりに試行錯誤し、今ではスクラムマスターとしてチーム間のコミュニケーションの仲介やファシリテーションをする立場になりました。
ー このプロジェクトでの経験を、今後どのように活かしていきたいですか?
山口:今後もここで身につけたチーム開発の経験やプログミング、クラウドインフラの技術を活かし、さらに難しい技術や新しい技術をどんどん取り入れていきたいですね。そして「テックリード」と呼ばれるような技術でチームを引っ張る人材になれるよう、挑戦していきたいと思っています!
ー 山口さん、ありがとうございました!
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【Part2】システムエンジニア
檜山 大輔さん
”現場の知識を生かし、人財マネジメントに挑戦”
ー これまで携わってこられたプロジェクトを教えてください。
檜山:入社から現在までの経歴をざっと整理すると、
①2017年6月 入社、基幹システム刷新プロジェクトに配属
②2018年8月 基幹システム刷新プロジェクトSTAGE1リリース
③2019年6月 基幹システム刷新プロジェクトSTAGE2リリース
④2019年6月~ 基幹システム要件定義担当、リリース後商用障害対応担当
⑤2020年10月~ 教育担当新グループ立ち上げ
と、いった感じです。基幹系の業務が多いですね。
ー それぞれのプロジェクトでのご自身の役割は、どんなことでしょう?
檜山:上記を順に並べますと、
① 受入試験担当、他システムインターフェース調整担当。その後、試験環境の障害調整、品質管理、ユーザ調整、仕様調整など
② リリース後障害原因調査、ユーザ調整、ユーザ説明
③ 障害担当割当、対応方針検討
④ 上記②、③に加えて中~大規模案件の要件定義に関する他システム調整、企画部門との仕様整理、ユーザ調整、チーム内のフォーマット/マニュアル改善、得意分野の知識共有のための勉強会開催など
⑤ グループ立ち上げ、新人教育、作業管理、関連部門との役割分担整理
直近ではチームリーダーとしての指導や判断が求められるシーンも増えてきています。
ー プロジェクトでの「やりがい」は、どんなところにありましたか?
檜山:以前開発ベンダーとして担当していたシステムの知識が活かせたことですね。誰も疑問に思わず検討が漏れていたシステムの仕様に気づき、自分の考えた仕様をそのまま採用していただいたことがありました。
プレッシャーは大きかったですが、問題なく実装できた時は大きな達成感が得られました。また、こうした経験を活かして徐々に役割をステップアップしていくと、より上位層の方々と一緒にお仕事をする機会も多くなります。
責任ある立場の方の働き方やマインドを目の当たりにし、多くのことを吸収することができました。また、立場ごとに考えるべき内容や支店が異なる、といった多角的な視野を学ぶこともできました。
2020年10月からは今までの経験を元に、当社メンバー初となる教育グループでのチームリーダーを担当しています。
ゼロからの立ち上げでしたが、例えば週に1回の進捗報告を各メンバーと1on1で実施するなど、自分で考えたマネジメント手法を採用していただき、自分のアイデアが実際のチーム運営に直接反映される部分に最もやりがいを感じています。
ー プロジェクトを進めるうえで、苦労されたことがあれば教えてください。
檜山:前職までは開発ベンダーやSIerの立場として「実現するための手段=どうやって作るか」を重視していましたが、立場が変わると「実現するための目的=何がやりたいか」を考える必要があって、より概要的な「目的志向」への発想の転換に時間が掛かりましたね。
また、同じプロジェクトメンバーを始め、開発パートナーやユーザ、上位層の方々など立場が違う方々とお話する際、それぞれ「知りたいこと」が異なるため、同じことを説明する場合でも相手に応じて言葉のアプローチを変える「相手の立場に合った説明」ができるようになるまでには苦労しました…。
ー プロジェクトを通じて、ご自身の「成長」や「価値観・考え方」などの変化はありましたか?
檜山:サービスを作り、提供する立場としての意識が「本当にこの実現方法でやりたいことができるのか?」「業務が思った通りに組み立てられるのか?」といった目的志向に変わり、ゼロベースで物事を考える癖が身につきました。
また、担当してきた業務では複数のことを同時に進める「マルチタスク」が基本であり、経験してきたことをその都度、関連性を見出しながら仕事を進める、ということができるようになりました。
リーダーとしてチーム運営をする中では、同じことがらでも各メンバーの置かれている立場や心境によって感じ方が違うため、画一的なマネジメントではメンバー全員の納得感を得ることは難しく、各個人の志向や特性によって接し方をカスタマイズしていく必要性を学ぶことができたと思っています。
ー プロジェクトでの経験を、今後どのように活かしていきたいですか?
檜山:基幹システム刷新プロジェクトで学んだ「目的志向」と「相手の立場に応じた臨機応変な対応」を、今後の教育プロジェクトで徹底的にメンバーに伝えていきたいですね。
そうすることで、技術力・業務知識だけではない、どこへ行っても通用する「トランスファラブルスキル※」の向上や、メンバー一人ひとりの特性を活かした得意分野を伸ばしていける環境を作りたいです。
※ビジネスパーソンが別の職場への異動や転職をした場合、そこで転用・応用できるスキルを指す言葉
そして自分の担当メンバーからは「ここで学んで良かった!」と思ってもらい、他の担当メンバーからは「あのチームで学んでみたい!」と思ってもらえるような組織を作っていきたいと考えています。
ー 檜山さん、ありがとうございました!
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【Part3】インフラエンジニア
田鎖 翔さん
”綿密なコミュニケーションで、価値観の違いを克服”
ー これまで携わってこられたプロジェクトを教えてください。
田鎖:某中央省庁様での初の海外拠点の構築に携わってきました。具体的な時系列としては、
2020年1月 お客様からプロジェクト内容のヒアリングを開始。
2020年2~9月 お客様と要件の具体化に向けた打合せを実施。提供条件と実際の提供サービスに乖離がないよう、長期にわたり打合せを続けました。
2020年10月 キックオフ。要件定義~基本設計を開始、海外拠点にて現地視察を実施。お客様からの初回のヒアリングから綿密に打合せを重ねてきたことでキックオフからスムーズに調整を進めることができました。
2020年11~12月 詳細設計~単体テスト~結合テストを実施。国内と海外を結ぶ設計を詳細に行い結合テストまで問題なく実施できました。
2021年1~2月 現地での構築を実施。視察を入念に行っていたことから、回線の敷設や機器の搬入についてスムーズに実施ができました。日本から現地までの疎通試験についても問題がなく、想定通りに完了することができました。
2021年3月~ 運用開始。運用チームに対応の引き渡し。
…期限までに無事に運用開始でき、ホッとしています。
ー それぞれのプロジェクトでのご自身の役割は、どんなことでしょう?
田鎖:プロジェクトリーダーとして要件のヒアリングから提案、設計、構築の各フェーズでの取りまとめに従事しておりました。また、お客様や他のシステムベンダー等との調整窓口も担当しておりました。
ー プロジェクトでの「やりがい」は、どんなところにありましたか?
田鎖:国内約1500拠点規模のネットワークに初めて海外拠点を追加する、ということで過去にも実績がない試みとなり、初めのうちは手探り状態でスタートしました。
ですが、構築に向けてひとつひとつの課題をクリアしていくことに、とてもやりがいを感じました。
ー プロジェクトを進めるうえで、苦労されたことがあれば教えてください。
田鎖:日本と現地との間での意思疎通が難しく、日本では当たり前にできることが、現地では同じレベルではできないことが数多くありました。
このため都度、日本側から細かく現地をサポートしてコントロールすることが大変でしたね。また、日本国内も同様ですが現地もコロナ渦であったため思うように動けないこともあり、かなりシビアな納期対応となったことは苦労しました…。
ー プロジェクトを通じて、ご自身の「成長」や「価値観・考え方」などの変化はありましたか?
田鎖:日本と現地での価値観の違いに最初は驚きましたが、細かくサポートやヒアリングを重ねることにより、次第に意思疎通がうまくできるようになりました。
このことから、日本と海外においては価値観の違いは当たり前、ということが実際に経験してわかったため、積極的に日本側からコミュニケーションを取ることが、あらためて大切だと思うようになりました。
ー プロジェクトでの経験を、今後どのように活かしていきたいですか?
田鎖:今後も海外展開の施策があります。今回のプロジェクトの実績があるので、同様の案件についてはあらかじめ進め方が「わかっている状態」にあります。
これを活かして次期プロジェクトの際は、より効率良く現地をサポートしスピーディに案件を進めていきたいです。
ー 田鎖さん、ありがとうございました!
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