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最先端の技術を用いたシステム運用現場における業務効率化/自動化について

エンジニアブログをご覧の皆様、はじめまして!オノと申します。 昨今は新型コロナウィルスの影響で、皆様大変な時期をお過ごしかと思います。。

 

私もテレワークとなって早数か月、一人コツコツとお家で頑張る日々を過ごしていますが、今回は私が携わっている業務についてお話をさせていただきたいと思います。

 

現在私は、システム運用業務に数多くのエボルバメンバーとともに携わっています。運用するシステムの種類は200を超え(!)、業務としては非常に多岐にわたっています。いろいろなプラットフォームを扱うため学ぶことも多く、貴重な体験ができています。

 

この運用業務ですが、大きく分けると「輪番担当」と「システム担当」という2つの担当分野に分かれています。 

 

まずは「輪番担当」。(以前私も担当していました)
輪番担当は、24時間365日交代制で勤務し、たとえお正月やゴールデンウィークなど休みの期間であってもメンバーの誰かが担当し、しっかりと社会基盤を守っています。


業務としては、やはり多岐にわたっており、システム担当からの依頼作業の実施、毎日多く行われるリリースや障害対応など作業の管理、各種作業で使用する権限の強いIDのパスワード払出、運用しているシステムの稼働状況把握、システム障害や機器障害などが発生した場合のアラート調査・対応など色々な作業を行っています。

 

次に「システム担当」。
前述のとおり200を超えるシステムが有るため、その特性などに応じていくつかのチームに切り分けて、それぞれのチームに担当するシステムを割り当てています。


システム担当はリリースなどの作業によって発生する影響を把握し、関連部署への周知や不具合が発生してしまった際の障害対応、権限の強いIDの管理などが主な業務となります。

 

また、それらシステムが動いているサーバやネットワーク、それらに付随する機器類などインフラ周りを保守運用する担当も別で存在し、機器交換やNW作業などの業務を行っています。

 

テレワークでもメンバーとの連携はしっかりと行います!
テレワークでもメンバーとの連携はしっかりと行います!

ところで、私は上記「輪番担当」や「システム担当」とは若干異なる業務を担当しています。

 

私が担当しているのは、「輪番担当」や「システム担当」が日々行っている作業のうち、手間のかかる作業の効率化を図り自動化を進めていく、という業務となります。

 

各システム担当が日々行っている作業はExcelマクロなどを使用しファイルを出力して、出力したファイルをシステムに投入したり、ファイル自体を手動作成したり等、手作業があらゆるところで必要になってきます。


そのような手作業部分をなくす、もしくは極力減らして手間やミスを減らすなど、様々なツールやアイデアを使用して組み合わせた作業自動化の構築などを行っています。


実際、手作業で行っていた業務の自動化(詳細は言えませんが)により、年間800時間の工数削減を実現しています。

 

新しい技術や周りが使用していない技術を使用していくため、色々と手探りなところも多々発生していく大変な業務にはなりますが、新たな技術などにたくさん触れることができるやりがいのある業務です。

 

このご時世、業務効率化はあらゆる場面で要求されます。
このご時世、業務効率化はあらゆる場面で要求されます。

IT系のお仕事において、アプリケーションなどを開発する「開発部門」や上流工程に携わる「設計構築部門」などと比べると、この「運用部門」は若干地味なイメージを持たれている方も多いのではないかと思います。


しかし今はDevOpsやSREなど運用が主役となって、自動化でいろいろ学びながら最先端を体験できる分野でもあります。

 

また、運用でも障害の早期発見や障害発生時の迅速な復旧、多数存在する運用作業の効率化などを行うために、時には自分たちでツールの設計開発なども行っています。

 

今回の記事を見ていただき、少しでも運用業務に興味を持っていただける方がいらっしゃればうれしく思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。