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ボイスエンジニアの仕事とは

エンジニアブログを書くにあたり、娘(小学1年)から助言を受けました。

 

「ねえ、おとうちゃん(おとうちゃんと呼ばれています)、あるお話をしていて、違うお話しになっちゃうとおもしろくなるんだよ。

例えばね…むかし、むかし、おじいさんは山へ芝刈り(中略)、どんぶらこ(中略)大きな桃が(中略)桃の中からカニが出てきました。(中略)イヌ(中略)カニはサルにきびだん(中略)サルが暴れ出したので栗をぶつけて倒しました…ね、おもしろいでしょ?」

 

こんにちは。イノセと申します。7年前に派遣スタッフとしてKDDIエボルバに入りました。2年前にITS(ITスペシャリスト)技術者中途採用に応募し採用して頂き、現在は「ボイスエンジニア」として働いております。

 

ボイスエンジニアーーー

 

今回はせっかくの機会ですので、このボイスエンジニアという仕事を紹介したいと思います。

 

私は、はるか昔、舞台演出家を志していました。演劇です。

 

舞台俳優は、さまざまな表現技法を駆使する必要があり、さまざまな訓練をします。柔軟性を鍛えるストレッチ、身体のキレをよくするストップアンドスローモーション、即興の演技力を磨くエチュード、そして発声ーーーそう、ボイスです!

 

発声と一言で言っても、その練習法は多岐にわたります。まずは呼吸を整えます。鼻から吸って、ゆっくり口から吐く。何回か繰り返したあと、今度はブレストです。

 

「すっ!すっ!すっ!すっ!…」息を短く力強く吐きます。だんだん口を開いてゆき、「はっ!はっ!はっ!はっ!…」

 

次はハミング。口を閉じたまま「ムーーーー」頭のてっぺんから抜けるようなイメージで!テンションが上がって来たところで徐々に口を開き「むーーーうぁああああーーーーーーー」

 

いい感じです!間髪入れず、早口言葉いきましょう!

 

「くらげ ぽみょぽみょ みぽみょぽみょ、合わせて ぽみょぽみょ むぽみょぽみょ」

 

もういっちょ!

 

「新進シャンソン歌手、新春シャンソンショー x3回!」

 

もうひと声!

 

「東京特許許可局、今日急遽特許許可却下ーーーーーー!!」

 

ふぅ…お疲れさまでした。どうでしょう?うまく発声できましたか?そうですか、できましたか。ありがとうございます!

 

ボイスエンジニアというと、こういったイメージを抱かれる方多いと思います。が、しかし、びっくりされるかもしれませんが、これはボイスエンジニアの仕事ではありません。舞台俳優の訓練です。

 

ここまで上手に発声して頂いた方、くらげぽみょぽみょとか言って頂いた方、誠に申し訳ございませんでした。。

娘の作品です。なかなか前衛的?
娘の作品です。なかなか前衛的?

 

…改めまして、ボイスエンジニアとは固定音声の設計・構築をする仕事です。つまり電話ですね。クライアントである通信キャリアの法人向けIP電話サービスをエンドユーザー様へ提供するお仕事になります。(中略)

 

仕事内容としては、光ファイバーを手配しお客様の環境にあった電話構成を設計・構築して開通させるところまで携わります。お客様をはじめ営業さんや電話交換機(PBX)ベンダー様と、さまざまなやり取りをします。決して栗やくらげは、ぶつけません。

 

いかがでしたでしょうか。ボイスエンジニアの仕事、イメージできましたか?

「むーーーうぁああああーーーーーーー」

楽しいですよ!ボイスエンジニア。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!