監視ツールの「Push型」と「Pull型」について

こんにちは、ホリと申します。
暑い夏も過ぎ気持ちの良い秋の風が吹いている今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
秋といえば食欲の秋、私は松茸ご飯を食べるために日々精進をしております。

今回は私の就業先で利用している「監視ツール」について少しだけ、お話をしたいと思います。
ちなみに私が就業しているところは、クラウドサービスのお客様対応窓口のサポート業務を行っている部署となります。

この監視ツールですが、大別すると「Push型」と「Pull型」っていうものがあるのはご存知でしょうか。これからそれぞれの特徴についてちょっとご案内しますね!

 

・Push型
監視対象となるホストにエージェントをインストールし、各ホストのエージェントが監視サーバに対してデータを送信する。

監視サーバ側で設定変更を行わずとも、新しい監視対象の項目が増えた場合には対象のサーバにエージェントを追加するだけで監視対象の項目を増やすことが可能。

・Pull型
監視対象を監視サーバーの設定ファイルに書く必要があるため、監視対象が増えたりした場合にはその度に設定ファイルをアップデートする必要がある。

サーバ側が監視対象にアクセスする必要が有ることからネットワーク的な設定が必要な場合がある。


要するに「監視対象が監視サーバーへ情報を送る」がPush型で、「監視対象へ情報を取りに行く」がPull型となるわけですね。

 

サーバ監視のイメージ
サーバ監視のイメージ

 

それぞれの監視ツールとしては、以下のようなものがあります。


・Push型
StatsD
Sensu
Datadog

Mackerel


・Pull型
Nagios
Zabbix
Prometheus

みなさんが良く知っているのは、NagiosやZabbixでしょうか。

ちなみに就業先ではZabbixとMackerel(株式会社はてな)を利用していますが、これらの監視ツールの有償・無償についても少し触れておきます。

 

Zabbixはオープンソースソフトウェアであるため、監視対象数に対するライセンス費用などは必要ありません。

※アプライアンス製品もあります。
Mackerelは株式会社はてなの商品となるので有償となるのですが、無償のタイプもあります。

※無償のものについては、監視対象ホスト数などの制限があります。

 

いろいろ記載しましたが、監視ツールによって、特色(メリット・デメリット)や費用の関係もあるので使用目的にあったものをチョイスして利用することが重要だと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。またブログを記載する機会がありましたらお会いしましょう!


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