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2018年度ITスペシャリスト職新卒1年振りかえり 【その4】

エンジニアブログをご覧のみなさま、こんにちは。

入社1年目の石井と申します。

 

本日はそんな入社1年目の私が、

入社して感じたことやKDDIエボルバでのお仕事について、ご紹介できればと思っております。

私は学生時代、ITに関する専門学校に通い、

主にjava言語やデータベース、Webデザインについて勉強をしておりました。

入社後はビジネスマナーやネットワーク基礎といった3ヶ月の研修を経て、

10月に現在所属している、運用支援システムの開発を行う部署に配属されました。

以下が、配属後から今に至るまでのざっくりとしたスケジュールです。

 

  10月     : 配属直後の勉強期間(担当システムの仕様理解)

  11月     : 小規模なシステム改修(連携先のシステムとの調整)その他2件

  12月~1月 : 大規模なシステム改修(新設備の運用支援に対応)

◆10月:配属直後の勉強期間(担当システムの仕様理解)

配属された直後は、担当システムが決まり、

そのシステムの仕様を理解する為、仕様書を読む日々が続きました。

運用支援システムは、「支援する運用(業務内容)とシステムの仕様」、

両方を理解する事が重要になります。その分、ドキュメント量も多くなりますが、

仕様を隅々まで把握しておく事がなによりも大事です。

 

◆11月:小規模なシステム改修(連携先システムとの調整)

担当システムが、データを連携しているシステムに仕様変更が入り、

担当システムにも対応が必要となりました。

私は、配属されて1か月でまだ勉強中の身でしたが、

10月に理解した仕様を基に、改修内容を考え、上司へ提案しました。

そしてアドバイスを頂きながら、改修内容を完成させました。 

その後は、本来であれば改修内容を基に、プログラムの書き換えをベンダーに依頼するところですが、

幸いにも書き換えが必要なプログラムを学生時代に勉強していたので、プログラムの書き換えまで、一人で対応する事ができました。

 

◆12月:大規模なシステム改修(新設備の運用支援に対応)

担当システムから新設備の運用(操作)に対応するため、大規模なシステム改修が必要となりました。

対応にはデータベースの主キー変更を伴い、既存データを参照していた全てのプログラム・画面を変更する必要がありました。

本来であれば、外注を行う規模の案件でした。さらに、システム改修費用は予算になく、

期限が1か月半という非常に短納期で、対応しなければならない状態でした。

11月に、3件のシステム改修を成功させた事で、

新入社員ながらチーム内から信頼を寄せていただき、この案件を私に任せて貰えることになりました。

プログラミング中の写真

大規模な改修を成功させるため、影響範囲・改修箇所を明確化する必要があると考え、

以下の手順を踏んで対応しました。

 

① 設計書の作成

- エンティティリレーションシップ図(ER図)

・既存テーブル間の繋がりを視覚化し、改修前後の構成を関係者間で共有

- データフローダイアグラム(DFD)

・既存業務でのデータの流れを明確化し、

 主キー変更後に、業務視点で移動が必要となるカラムを明確化

       

② 試験の実施

- 試験項目書

・改修後、全ての処理が不具合無く動作する事を保障する為、試験項目書を作成し、利用者に対して、

  不足しているユースケースが無いか確認

- 試験報告書

・試験結果のエビデンスを報告書にまとめ、ユーザと共有。ユーザ視点で、各処理が正常に動作している事を確認。

     

③ 作業手順書の作成

- 手順書の作成

・試験実施の為に、検証環境を構築した際の手順を基に、作業手順書を作成。

- 手順書の品質確認

・作成した手順書を基に、再構築・再試験を行う事で、手順書に不備が無いことを確認。

 

最終的に、データベース・画面・プログラム等、多岐に渡った改修内容を無事に適用し、

要望のあった、新設備の運用に対応する事ができました。

外部に発注した場合、対応に3か月程かかる案件を、半分の1か月半で対応し、

 

外部発注費用を大きく削減できた事は、所属長からも評価され自信につながりました。


喜び、飛び跳ねている様子の男性

■成長した事・学んだ事  

今年度、業務実践して感じたことは、システム改修では、

対応内容は違えど、毎回同じ工程を踏むので、

 「前回の対応の経験・課題を踏まえ、効率的に進める準備をしておく事」です。  

私の場合は、12月のシステム対応時に作成したドキュメントをテンプレート化し、

次回対応時は、必要な情報を入力すれば、関係者と打ち合わせができるように準備しました。

  

■仕事のやりがい

ユーザからシステム改修の依頼を受け、設計・製造・試験・構築まで、

一から対応手順を考え、実施出来る事です。

また、システム改修に成功し、

ユーザから感謝の言葉をいただいた際は、頑張って良かったと、心の底から思いました!

 

■この先挑戦したい業務

今年度は、ユーザからの依頼を受けて、必要な機能の追加行うシステム歌集が主でした。

しかし、来年度は、私たち開発部門主導で、システムの不便な点・効率の悪い箇所を改善し、

ユーザーにより使い易いと思っていただける、システムにして行きたいと思います!

 

■最後に・・・

今回は、私が入社1年目を通して感じたことや、

自身の開発業務について書かせていただきました。

 

また、エボルバでは社内研修制度の「エボルバカレッジ」があり、

Webアプリの開発講座もあります。

・コンテナ環境構築

・Pythonプログラミング

・データベース構築・連携

こちらは環境構築からプログラミング、画面の作成まで、

開発業務の一連の流れを体験できる講座になっています。

  

開発業務に興味はあるが、経験はないといった方にとって、

サポートできる社内研修環境がある事も、エボルバの魅力の一つだと思います。

 

本ブログを見て、開発業務って面白そうだなと思っていただけたら幸いです。  


2018年度ITスペシャリスト職新卒

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