このすばらしきエボカレ(社内研修)を中部でも!

エンジニアブログをご覧の皆様、こんにちは。

中部支社 ITソリューション部 テクニカルグループ ホリエ と申します。

2011年1月にエボルバの一員となってから早9年が経ちました。月日が経過するのは早いものですね。

 

さて、本日は私の出身地静岡県が世界に誇る産業、プラモデル業界についてお話するですよ。(※1)

 

日本ではかつて90年代初頭に500億円弱の規模でしたが、ここ数年は200億円ほどで推移しています。

※出荷額。静岡県のシェア9割超。

落ち込みの要因として、少子化/娯楽の多様化/原油高による単価上昇・・・などがあげられます。

模型専門店は近年閉店が相次いでおり、本場の?静岡市でも超有名だった店が昨年しょんなく(※2)閉店となりました。

 

このおぞい(※3)状況を打開するため、業界全体として取り組むべきことは・・・

 

・・・・・・

 

感情が入って筆が止まらなくなるので、この話題はここで終わりにいたします。

興味のある方は、心に直接語りかけてください。

 

☆☆

 

閑話休題。

私は中部において長らく教育PT(※4)に所属しており、中部エンジニアの(プラモデル製作)スキルアップのために活動してきました。

そんな一環として、今回はエボカレの東名阪地域への連携開催について紹介します。

 

エボカレとはこのBLOGでも何度か話題となっている、本社主導のエンジニアによるスキルアップ研修会です。

中部でも数年前から単独でスキルアップ研修を実施していました。

それに加えて、噂に名高い本社エボカレを中部でも中継できないか、との思いからTV会議で東京-名古屋を接続して実施しました。

 

先日1/11(金)にも実施されまして、お題目は

「情報セキュリティ基礎&ルータセキュリティ実践研修」でした。

 

内容は以下の2つ。

 

 座学:セキュリティエンジニアの仕事内容と紹介。

 実践:ネットワーク機器のセキュリティ設定の初歩であるACL(アクセスコントロールリスト)の設定。

 

まずは資料ベースで学習します。

プラモデル製作でも先に組立説明書を良く読むことが大切です。

座学では、実際に業務にあたっている社員による、昨今のサイバー攻撃に対応する業務紹介がありました。

 

日々の運用からセキュリティ施策の実行まで、業務は上から下まで多岐に渡ります。

 

情報セキュリティエンジニアはこれからますます必要となる人材ですが、常に不足しており、特に来年の東京オリンピックでさらにその傾向が顕著になると考えられます。

 

情報セキュリティについて学ぶことで、間接的にオリンピックに参加したり、手に職をつけることができます。

 

そして実践では、いよいよ手ずから機器にセキュリティ設定していきます。

 

当日の食材は皆さんご存知?のCiscoルーター。

業界では最もポピュラーなベンダーで、プラモデルで例えれば☆☆(※5)のような存在です。

調理法は様々紹介されていますが、参加の皆さんはCisco設定には馴染みが薄いので、コマンドひとつ入れるにも一苦労。

 

受講者リーダーはクマのぬいぐるみ
今日の受講者リーダー

 

Cisco機器にはほぼ共通してIOS(≠iOS)と呼ばれるOSが搭載されています。

一部GUI設定も可能なものの、基本的にCLIと呼ばれるコマンド入力形式で設定をしていきます。

IOS操作法の習得はネットワークエンジニアとして業務にあたるには必須となります。

 

コマンドによって入力できるモードが決まっていたり、コマンド実行!と思ったらエラー箇所がわかりにくい「^」が出たり。

 

しかし、優秀な中部講師陣(ホリエ含む)の支援もあり、コマンド理解は薄々ながら、徐々に入力が捗りはじめます。

プラモデルでも最初はランナーからパーツを探すだけで一苦労ですが、慣れるとインストなしでもスムーズに進められます。

 

Cisco研修中の社員
Ciscoとの激戦に臨む人々

 

そんなこんなで、正常に疎通できる状態を作ってから、ACLを設定していきます。

えーしーえる、あくる、とか呼ばれますが正式には「アクセスコントロールリスト」。

その名の通り、アクセスを制御する条件リストです。

 

設定して確認して、設定して確認して・・・繰り返しつつ進めていきます。

狙い通りの動作をすればよし。狙いと違えば設定確認しながら修正・・・

プラモデルで例えれば、合いの悪いパーツを少しずつ削りながら合わせていくような感じですね。

 

慣れないうちは(慣れても)大変な作業ですが、こうした試行錯誤を通じて新たなスキルを身に付けていくことができます。

 

完成形までたどり着けたグループ、たどり着けなかったグループ、どちらにとっても得るものがありました。

プラモデルで例えれば、アジア圏メーカーの1000パーツに迫るキットは完成できなくても挑戦したことで経験値や教訓を得られますよね。

 

今回の経験をもとにして、次のステージに進もうとする意気込みを新たにしてもらえたら嬉しいですね!

 

エボルバではこうしたエンジニア発の研修によって、エンジニア目線でのスキルアップを目指す施策があります。

参加することで、自然とあなたもいつの間にか華麗にエアブラシまで使いこなせるようになります!

 

ご興味のある方もない方も、是非エボルバの門をノックしてください!

 

 

☆☆

 

最後となりますが、今年2019年は静岡の生んだ名君・今川義元公の生誕500年となります。

 

命日の5/19(桶狭間です)には、うちっち(※6)の近所にある菩提寺で法要が行われ、GW中にはイベントも開かれます。

 

是非、駿府城までとんできてください。

 

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※1静岡ではこういう語尾をする人がわりと多い

※2仕方なく・しょうがなく

※3悪 い・ひどい

※4プロジェクトチーム

※5ツインスターで有名なメーカー。赤は情熱、青は精密

※6自分の家


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