【IoT連載②】IoTとディープラーニング

Iot連載

 

はじめまして。入社2年目のサカイです。

ITS 1部テクニカル3G所属でIoTに関連する業務に携わっています。

 

とにかく覚えるべき最先端技術が多く、外部のセミナーに参加することも多いのですが、最近「エバンジェリスト」なるかっこいい?職種の講師を見かけます。

残念ながら私はまだ経験値が足りなくてジョブチェンジできませんが、何時かは名乗れるよう勉強中です!

 

さて、今回はIoTと関連性の高い「ディープラーニング」について話したいと思います。

簡単に説明すると、以下の通りです。

 

IoT:センサー等からデータを収集する技術

ディープラーニング:収集したデータを分類する技術

 

たとえば、GPSトラッカーを用いた子供の見守りサービスでは、GPSトラッカーから位置情報をクラウド上に収集するまでがIoTの役割で、収集した位置情報から子供の行動が正常・異常かの判定を行うのがディープラーニングの役割です。

 

異常な行動と判定された場合にメール等で親御さんに連絡したりすることが可能です。

 

ここで重要なのが正常・異常の基準を「誰」が決定するかになります。

かつては人が基準を決定しなければなりませんでしたが、ディープラーニングを用いればデータの特徴を学習し、人が基準を決定せずに自動で判定することが可能になります。

 

そんな便利なディープラーニングではありますが、興味をもっていざ専門書を開いてみると

 

・環境構築(主にLinux)

・プログラミング(主にPython)

・データの選別(ゴミデータが多いと精緻な分析ができません)

・確率統計の難解な数式(私のような文系エンジニアの最大の鬼門)

 

とハードルが高く、そっと棚に戻された方も多いのではないでしょうか?

そんな方にオススメしたいのが2017年にSONYが無償で提供を開始したディープラーニングの統合開発環境「Neural Network Console」です。

 

「Neural Network Console」の特徴として

 

・環境構築不要(Windows版アプリやブラウザアプリでの提供)

・プログラミング不要(GUI操作にてデータ解析可能)

・難解な数式の理解不要

 

などが、挙げられます。データの選別以外はある程度アプリ側で道筋を用意してくれているのでかなり敷居が低くなったと言えると思います。

また、サンプルデータや日本語のチュートリアルも用意されており、ソニー主催のセミナーも定期的に開催されていますので、興味を持った方は、ぜひ「Neural Network Console」で

ディープラーニングを体験してみてはいかがでしょうか。

 

次回は社内で開催されているラズベリーパイ研修についてご紹介したいと思います。

 


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