今回は、KDDIの主力サービスであるモバイル通信の運用部門で就業している
エンジニアの声をお届けしたいと思います。
■無線系エンジニア Aさん
私は現在「無線基地局およびその上位ネットワークの運用監視」を行ってます。
ざっくり言いますと、みなさんの使っている携帯電話/スマートフォンに電波を送信している無線基地局とそれを結ぶネットワーク設備の監視運用業務を行っています。
この業務の一番の特徴は、天候などの環境で業務状況が非常に左右されるということがあげられます。
ある程度予測可能な台風/爆弾低気圧といった悪天候から、予測できない地震や大規模停電まで、そのすべてに対応するためチームとしての訓練も日々行われています。
業務で求められるのは無線知識はもちろん、チームワークと安全意識が求められる。
現在、日本全国の20万以上の無線基地局を運用監視しています。
1人でできることは限られているため、チームとしてのパフォーマンス向上は非常に重要です。
また1つの操作で何万ユーザー様にご迷惑がかかることがあるため、1つ1つの操作に対して、高い安全意識が求められます。
携帯電話が一般的となったのは1990年頃、初代iphone発売が2007年。
現在、多くの人が持っているスマホはまだ8年ほどの歴史しかありません。
この短い期間で携帯電話は社会に不可欠なインフラとして生活に浸透してきました。
通話/メールからLINEなどのコミュニケーションアプリ、ショッピング決済、ドライブナビなど、今、自分で書き出してみてもその多さにびっくりします。
少し前までは携帯電話を持たないという選択肢もありましたが、今では、その考えさえ持たない方がほとんどです。
このように技術進化のスピードは非常に早く、新しい知識が必要になるので、常にエンジニアとしての進化を求められます。
社会インフラを支える自負からか、仕事に対して、非常にやりがいを感じています。