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当社で働くエンジニアの仕事内容を紹介する第一弾

コード
何に使うか、わかりますか?

伝送NWの保守部門で就業しているエンジニアの生の声をお届けしたいと思います。

 こんな仕事もあるんだ、自分の仕事をこんな風に考えているんだと参考にして貰えれば幸いです。

■エンジニアAさん

 

そもそも「伝送NW」ってどれくらいの方がご存じでしょうか。

 

少なくとも私は今の部署に配属になるまで「伝送」なんて言葉すら知りませんでした。

細かい事はさて置いて、一般に「伝送」と言えば通信インフラの根幹、

ネットワークの勉強をされた方ならよくご存じのOSI参照モデル、そのレイヤ1にあたる部分です。

 

レイヤ1なんてネットワークの勉強の中ではすっ飛ばす部分ですよねw

花形であるL2やL3のNW構成図なんかで、中央と地方の拠点を結んでる「線」がありますよね?

ポイっと1本の線で描かれていますが、あの「線」をどんどん拡大していくと、見慣れない名前の設備が顔を出します。それが伝送設備であり、あの「線」は「伝送路」と呼ばれます。

 

私が伝送の仕事に就く前に 

「目新しさや華々しさは無いけど、無くてはならない物」

 と言われ、当時はピンときませんでしたが、今ならそれが実感できます。

 

もっとも、現在では伝送でもL2やL3の技術が取り入れられており、目新しい技術に触れる機会も増えてきていますが・・・

独学でも学べるL2やL3と違って、学べる場所が限られている「伝送」の仕事。

新たにチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんよ。

 

 

■エンジニアBさん

 

実際の業務を説明すると、ざっくり言えば数万回線が繋がっている

「線」=「伝送路」を繋ぐといったお仕事になります。

 

それは物理的な場合もあれば、論理的な場合もあります。

 

例えば間違って隣の線を繋いでしまったり、抜いてしまうと非常に大きな影響(事故)となってしまいます。

 

そこで、作業手順を順守するのはもちろんのこと、複数人でのチェックの徹底して

日々安全かつ正確に業務に取り組むことが重要となります。

 

例えば、一人がパラメーターの入力を担当し、もう一人の人間が読み上げて入力に誤りがないか確認をする、物理的な作業であれば一人が作業を行い、もう一人が作業に誤りがないか、危険な部分が無いかなどを都度確認する、といったことですね。

 

数万回線を担う保守、保全作業ということで非常に責任感を感じていますし、同時に非常にやりがいのある仕事だと思っています。